脊髄小脳変性症の回復法
 

 脊髄小脳変性症の発病の原因は血行不良です。そして、血行不良の原因は筋肉疲労です。したがって、脊髄小脳変性症を回復させるには、筋肉疲労を回復させる以外に方法はないと思います。

 筋肉疲労を回復させる方法には、運動などで自力で筋肉を動かす方法があります。筋肉を動かせば血液が循環します。それを繰り返すことで少しづつ血行はよくなっていきます。

 脊髄小脳変性症の方から「どのような運動をすればよいのですか」と、よく聞かれます。「ラジオ体操のようなことでもよいのですよ」と答えると、ほとんどの方が「そんなことはできません」と、答えられます。なにも「ラジオ体操を全部やりなさい」と言っているわけではありません。「ラジオ体操のような身近な運動から初めて、できないことができるようになるための努力をしてください」ということです。


 たぶん皆さんは、「この運動さえやればよくなります」といったような、とっておきの運動が知りたいのではないかと思います。そんな脊髄小脳変性症の特効薬のような運動は、私は知りませんし、たぶんないと思います。


 ただ、筋肉には、ゆっくり動くときに働く赤筋と、素早く動くときに働く白筋があります。そして、ゆっくりとした動作のときの赤筋は日常的に使っています。しかし、飛んだり跳ねたりするときに使う白筋は日常的には使いません。そのため、筋肉が落ちていくときにはi日常的に使わない白筋から先に落ちていきます。高齢の人とか脊髄小脳変性症の患者さんが、とっさの動作ができないのはこのためだと思います。


 したがって、運動による脊髄小脳変性症の対処を考えられるなら、白筋を働かせる運動を心掛けられたら良いと思います。たとえば、縄跳びでも良いのです。しかし、この提案も「そんなことはできません」と答えられます。縄跳びができなければ、何かにつかまってその場とびでも同じです。ウォーキングとジョギングでは、ジョギングのほうがはるかに有効です。ヨガとかストレッチも有効だと思います。

 また、「このような運動をやっているのですが症状が進行しているようなのです」とおっしゃる方もいます。それは、その方の症状に対して、運動量が足りないのだと思います。

運動に関して私が知っているのはこの程度までです。私は運動のことは研究していませんので、その人に合わせた運動メニューの提案はできません。運動に関する質問はご遠慮ください。

注意事項として、運動をする場合は怪我に十分注意してください。その他のこまかい注意点は、脊髄小脳変性症の注意点をお読みください。


長年にわたって体を動かさないために凝り固まった筋肉を、運動によって自力で回復させるのは並大抵のことではないと思います。それに対して、整体その他の、外部からの物理的な力によって筋肉に働きかける物理療法があります。凝り固まった筋肉に直接的にアプローチする物理療法は、脊髄小脳変性症には一番有効な治療法ではないかと思っています。

 というより、整体その他の物理療法こそが、脊髄小脳変性症の根本的な治療法だと思います。現に、オーストラリアから時々来院されている患者さんの話によれば、オーストラリアでは神経難病と診断されると、医師から「これは私たちの専門外ですからセラピストにかかってください。そして運動をしてください。」と、言われるそうです。

これは、私が神経難病にとり組み始めた当初から提案していることです。私はこの話を聞いたとき、「海外ではここまで医療の変革が進んでいるのか」と、日本の現状とのあまりにも大きな違いに驚愕しました。神経難病の治療法は、セラピーと運動です。

 脊髄小脳変性症を回復させるというのは、症状が現れる以前の状態にまで体を若返らせるということです。有史以前から古今東西の医療に携わる方々が探し求めてどうしても到達できなかった究極の技術です。しかし、体力をつけることまではできません。体力をつけるには患者さん自身の努力が必要です。整体療法に加えて、日常的な運動により体力をつけることで、異常遺伝子の有無に関係なく誰でも長寿を全うできると思います。

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