慢性病の原因とその根本的な治療法
 

慢性病の原因

近年、西洋医学の限界がささやかれるようになり、代替医療が見直されるようになってきました。その背景には、高齢化社会が訪れてくるのに伴って、パーキンソン病その他難病といわれている根本的な治療法のない慢性病が増えてきているという現実があると思います。

なぜ、慢性病には根本的な治療法がないのでしょうか。慢性病は何かの細菌に感染したものではありません。また、臓器が傷ついたものでもありません。加齢にともなう体内環境の変化によって自然におこってくる病気です。なぜ加齢とともに自然に病気が起こってくるのでしょうか。

生物の体は、外界から養分を取り入れながら成長していきます。そして、成長に伴って機能がしだいに強化されていき子孫を残します。その後は、機能がしだいに衰えていき、やがて生命活動が終わります。この機能が衰えていく過程で現れてくるさまざまな機能的な異常が慢性病だと思います。

人間の体内環境は、常に一定に保たれるようになっています。その体内の恒常性を維持する機能が加齢に伴って衰えていき、正常に働かなくなったものが慢性病だと思います。慢性病は、いわば老化現象のようなものです。

慢性病は、生物が宿命として持っている老化という自然現象の一環としておこっている機能の衰えですから、根本的な治療法がないのは当たり前のことです

しかし、百歳近くまで人生を楽しんで大往生する人がいるかと思えば、若年とか中年という人生の半ばで慢性病により亡くなる人もいます。慢性病が老化現象のようなものだといっても、人生の半ばで亡くなるのは、いわゆる老化といわれている自然現象とは少し異なります。そこには何かの理由があるはずです。長寿の人と短命な人は何が違っているのでしょうか。

妹尾左知丸という血液学者の著書「血管マッサージ」から引用します。妹尾先生によると、「医学的な立場から見ると、事故を除くすべての死は病死」だそうです。

また、「人が死ぬのは体中のすべての細胞の寿命が尽きて死ぬのではなく、老衰や大往生と呼ばれる死でも、解剖すると必ず死亡する原因となった病巣が見つかる」ということです。

長寿の人も早期に慢性病を患って亡くなる人も、生理的には同じ現象が起こっているということです。しかし、早期に慢性病を発病するのは、単なる老化現象ではなく異常な老化です。この、異常な老化のメカニズムを考えることで、老化を止めることはできませんが、異常遺伝子の有無にかかわらず長寿を全うすることはできると思います。

老化の過程についてはすでにほとんど解明されていて、いまさら新しく医学的に解明しなければいけないことは何もないと思います。異常な老化のメカニズムの解明に必要なのは、発想の転換だけだと思います。

加齢に伴って筋肉が落ちていくのはよく知られたことです。また、加齢に伴って、血行が悪くなるのもよく知られたことです。長寿の人と短命な人とでは、この、筋肉と血行に違いがあります。
 
 もし、身近に長寿の人がいましたら、手とか足とかを触らせてもらってみてください。温かい手をしています。そして、やわらかい筋肉をしています。
 それに比べて、早期に慢性病を発病する人は、冷たい手をしています。そして、固い筋肉をしています。一見柔らかそうに見える人でも、深部にスジとか骨のように固くなった筋肉があります。病的な筋肉疲労です。

筋肉は、単なる運動器ではありません。血液の循環に深くかかわっているため、第二の心臓とも呼ばれている重要な臓器です。血液を送り出すのは心臓ですが、その血液を心臓に送り返すのは筋肉です。

その筋肉が、加齢に伴う筋肉疲労の蓄積により、病的な筋肉疲労の状態になると、筋肉の極めて重要な役割である血液を循環させるポンプ作用は低下します。筋肉のポンプ作用が低下すると、血液の循環が悪くなります。血液は、酸素とか養分を全身に運び、生命を維持しています。その血液の流れが悪くなり、酸素とか養分が細胞の隅々まで届かなくなれば、当然体の機能は正常に働かなくなります。

この、病的な筋肉疲労によって引き起こされた血行不良が、閾値といわれている一定の値を超えて、体の恒常性の維持機能に支障が起こるようになった状態が慢性病だと思います。

慢性病の根本的な治療法

慢性病の原因は、病的な筋肉疲労によって引き起こされた血行不良です。そうすると、慢性病の根本的な治療法は、病的な筋肉疲労を回復させる方法ということになります。

その、筋肉疲労を回復させる方法は、運動をするか、療術などの外部からの物理的な力による以外に方法はないと思います。

しかし、体の機能に異常が起こるほどの病的な筋肉疲労を運動により自力で回復させるのは至難の業だと思います。

また、昔から「血行不良が万病のもとと」と言われてきました。そして、ほとんどの療術家が「血行不良を改善します」といってきました。しかし、万病に対応できる再現性のあるレベルにまで完成された治療技術はありません。

 これは、療術家の方たちが、血行不良を改善した「つもり」であって、血行不良は改善されていないのです。本当に血行不良を改善することができれば、万病を回復させることができます。

しかし、西洋医学では、血行不良が原因で何かの病気が起こるという話は聞いたことがありません。血行不良と病気の関係は全く考えられていないのではないかと思います。

また、東洋医学にしても、「血行不良が万病のもと」とは言われてきました。しかし、血行不良のメカニズムについては科学的には全く考えられていないと思います。

皆さん、血行不良という現象の正確なメカニズムを考えないで、「お血」とか「血液ドロドロ」「血液が流れにくくなる」当の、古来からの言い伝えをそのまま受け継いで理解したつもりでいると思います。

慢性病の根本的な治療の一番大切な出発点になる血行不良のメカニズムを、あまりにも安易に考えていると思います。

慢性病の根本的な治療法の確立には、現在の医学であやふやなまま据え置かれている血行不良のメカニズムを明らかにしておく必要があります。

といっても、今まで誰も真剣に考えなかっただけで、少し考えれば誰でもわかるものすごく単純なことです。

 血行不良つまり血行が悪くなるというのは、毛細血管が消えていくことです。そして、血行不良を改善するというのは、この消えてしまった毛細血管を復活させることです。

 これは、私が神経難病を専門に20年研究した結果明らかにできたことですが、病的な筋肉疲労を回復させることで、血液が流れなくなって消えてしまった毛細血管は復活します。

本当に血行不良を改善すると体が若返ります。私は、脊髄小脳変性症を専門としてやっていますが、これは脊髄小脳変性症を回復させているのではありません。脊髄小脳変性症として発病する以前の状態にまで体を若返らせているのです。

 脊山流整体術は、この「体を若返らせる」という、古来より医療に携わる方たちが求め続けてきたにもかかわらず、どうしても到達できなかった究極の夢の技術です。

抗生物質の発見により感染症もほとんど克服され、長寿社会が訪れようとしている現在、パーキンソン病その他西洋医学では根本的な対応ができない慢性的な症状に対する対処法の確立は急務となっています。

この老化に伴う慢性的な症状の問題を解決できる治療法が療術です。療術は、手技により筋肉の生理的機能を回復させる専門技術です。筋肉疲労を回復させ血行を良くすることで、慢性病と呼ばれている体の機能の異常を回復させることができる貴重な特殊技術です。
 
 療術は、明治以来、西洋医学の圧倒的な治療効果の前に完全に淘汰されてしまったかのようでした。しかし、高齢化社会が訪れようとしている現在、パーキンソン病その他難病と呼ばれている根本的な治療法のない慢性病の治療技術として、再び療術の出番が回ってきたと考えています。


 

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