中医学(東洋医学)を科学する
 

経絡とツボの医学

中医学には、経絡とツボという概念があります。

経絡というのは、体内と体表及び頭から体幹を通って手足の先まで全身に張り巡らされている生命エネルギーの流れ道です。

ツボというのは、経絡によって体内の様々な臓器と結ばれている体表部にある特定のポイントです。

そして、特定のツボの刺激によって、経絡で結ばれている他の臓器をコントロールすることができると考えられています。

この経絡という連絡路が実在するものかどうかは不明ですが、

ツボの刺激によって、体内の不調をコントロールできるという現象は、

中医学では昔から臨床的によく知られていたことです。





しかし、経絡という連絡路の存在が不明なため、非科学的な空論と考えられてきました。

私は、この経絡とツボの概念は、決して非科学的なものではなく、自律神経を介した筋肉と臓器の連動だと思います。


血行が悪くなると、筋肉の起始部とか停止部とかその付近に過負荷による慢性的な炎症が起こります。

この慢性的な炎症は痛くないので日常的には自覚されていませんが、押すと痛みがあります。

そして、この慢性炎症部の炎症を指圧などにより解消すると、他の臓器の炎症が回復します。

恐ろしいことに、筋肉の炎症によって他の臓器に炎症が引き起こされています。


整体師としての経験からですが、

〇臀部の筋肉の慢性炎症を回復させることで、生理痛が起こらなくなります。

生理痛は、臀部の筋肉の慢性炎症によって引き起こされた生殖器の炎症である可能性が考えられます。

〇肩が凝ると頭痛が起こります。

頭痛は、首筋の筋肉の起始部とか停止部の慢性炎症を解消することで回復します。

頭痛は、首筋の筋肉の慢性炎症によって、頭部の知覚神経の領域に炎症が引き起こされている可能性が考えられます。

〇まだ数例しか症例はありませんが、手首の外関と呼ばれているツボのあたりの慢性炎症を改善することで、脳梗塞が回復します。

脳梗塞は手首付近の筋肉の慢性炎症によって、脳の特定部分に炎症が引き起こされたものである可能性が考えられます。

〇顔面神経麻痺の女性の場合、

ヘルペスウイルスが原因ということで抗炎症薬を飲んでいました。

「ひと月ほど次第に悪化していき、その後回復に向かうが、どこまで回復するかは個人差があります」


と、医師から説明されていたそうです。

マヒだから脳梗塞かもしれないと思って脳梗塞のツボを押してみると、

「アッ治る」といって、顔面の引きつりがすうぅっと正常になりました。

脳梗塞の場合、頭の中のつまりが「プッ」と取れるのが自覚できます。

この事実から、顔面神経麻痺は脳梗塞だと私は考えています。


このように、筋肉の慢性炎症部は他の臓器の炎症を引き起こします。

そして、慢性炎症部は、中医学でツボと呼ばれているところと一致しています。



また、現代医学では、臓器別に診断や治療が行われています。

しかし、運動などで筋肉を働かせると、内臓の働きが低下します。

食事をするなどにより内臓が働きだすと、脳とか筋肉の働きが抑制されます。

筋肉と臓器は自律神経を介して密接に連動しています。


 このような事実から中医学で考えられている経絡とツボの概念は、自律神経を介した筋肉と臓器の連動である可能性が考えられます。



もし経絡が臓器として器質的に存在しているものなら、

遺伝子の領域まで解明している現代医学が、とっくに発見していると思います。

経絡とツボの概念を自律神経を介した筋肉と臓器の連動現象だと考えると、理論的にも臨床的にもぴったりあてはまります。


中医学では、ツボというのは、臓器の異常が体表に現れたものだと考えられてきました。
しかし、私は、ツボというのは、臓器の異常を引き起こす筋肉の慢性炎症部だと考えています。

そして、経絡とよばれている、ツボと臓器を結んでいる連絡路は、自律神経の働きだと思います。



私は、経絡とツボの概念は、決して非科学的な空論などではなく、自律神経を介した筋肉と臓器の連動現象という、

きわめて科学的な概念だと考えています。




                   << 前のページへ戻る



ようこそ 脊山整体のサイトへ  難病?神経変性物語最初のページへ

脊山整体院