パーキンソン病の症例


30歳代、女性、パーキンソン症候群、進行度ヤール3

2003年3月15日
 遠方から女性が体験に来られた。7年前より症状が現れ、4年前の検査入院でパーキンソン症候群と診断される。 当時ヤール2で現在はヤール3。薬は病院に行くたびに何か出してはくれるが、特にきく薬がないので、決まった薬は飲んでいない。体の動きはかなり悪く、顔は無表情。施術の前後で体の動きがどう変わるか本人に確認してもらうのと、パーキンソン病が指圧で治る病気であることの証明の資料にするため、2、3の動きをビデオに撮らせてもらった。体験施術後、手足の動きに改善がみられ、顔に赤みがさしてきて、少し表情もでてきた。
3月21日
 2泊3日の予定で来院。
 動きの方は、体調の良い時と悪い時があるため、特に変わったようには思えないが、頭が軽くなったと言っていた。
4月5日
 1泊2日の予定で来院。
 寝返りが出来るようになったのと、すくみが変わってきたとの事。
 実際にベッドの上で横になったり、あお向けになったりしてもらう時、以前は自力では出来なかったが、今回少し自力でできるようになっていた。施術後、あお向けの姿勢から上たいを起こしてもらう時、初回の時はまったく動かなかった。2回目の時は頭が起こせるようになった。そして今回は頭だけでなく、上体も少し起こせるようになった等、少しずつだが目に見える形での効果が現れてきている。
4月19日
 今回は日帰りで来られた。
5月3日
 2泊3日の予定で来院。
 今回初めて上向きの姿勢から一人で上体を起こす事が出来た。
 本人の感覚としては、小さな動きには変化がないものの、大きな動きでは動きやすくなっているとの事。
 今まで一つ一つ出来なくなってきた事が、再び一つ一つ出来るようになってくるのを見るのは、わかっていても嬉しいものです。
5月12日
 今回ウィークリーマンションを借りて2週間の予定で来られた。
 4日目ぐらいから体が楽になり、歩く気力が出てきてマンションの近辺を散歩するようになった。その後、日を追うごとに少しずつ変化していった。
  -長く歩いても突進現象が起こらなくなった。
  -右手をねじることが出来るようになり、食事の時スプーンが使いやすくなった。
  -右手の指が開くようになった。
  -動き始めがスムーズになった。
  -前傾姿勢が改善され、歩く時、体がまっすぐになった。
  -朝、介助なしで一人で起きられるようになった。
  -うつ伏せの状態から体をねじって、横向きになれるようになった。
  -だ液が出るようになって、口が渇かなくなった。
  -非常に頑固な便秘が改善された。
  -左手はまだ自由にならないが、力が入るようになってきた。
等、かなり動きが良くなってきた。
6月7日
 前回まで体の自由がきかないのでお父さんが付き添って来られていたが、今回初めて一人で来院。
 近所の人にまっすぐに歩いていると言われた。
 職場で笑顔が出るようになったと言われた。
 まだ十分ではないが、箸を使って食べることが出来た。
 「治る自信がついてきた。」
6月15日
 今回も一人で来院。
 一人で来るのに不安がなくなった。
6月21日
 前回までお父さんが予約の電話を下さっていたが、言葉がはっきり話せるようになったことで、今回初めてご本人が予約電話を下さった。
 左手も少し利くようになった。(最初の頃の右手より、今の左手の方がよく動く。)
 首周りの筋肉がほぐれてきたので、どんな感覚かと訊ねると、頭が軽くなったとのこと。(高校時代から起きていると頭が重くてすぐ横になりたかった。その頃からよく物を落としていた。)
 職場の人に、「いつも、あんなに走らなくてもいいのに、と思っていたが、まっすぐな姿勢で普通に歩けるようになったね。」と言われた。また、以前は少しの仕事をするにもずいぶん時間がかかったが、だいぶ仕事が出来るようになり、「あら、もう出来たの」と言われた。
 突進歩行は出なくなったが、疲れるとすくみは出る。
6月28日
 「これまで仕事が終ると疲れきってしまって、徒歩15分のバス停まで歩くことができず、タクシーを使っていたのだが、バス停まで歩いて行けるようになった。しかも週の終わり頃までこの体力が続いている。自分にとっては奇跡のようだ。」 との話。
7月6日
 「左手がこれまで麻痺していて他人の手のようだったのが、感覚が戻ってきて物がつかめるようになった。」とのこと。
7月19日
 今回は1泊2日の予定。まだ一人で宿泊は無理なので、お父さんと二人で来られた。
 2週間ぶりなので、固まっていないか少し心配だったが、疲れはみえたものの固まってはいなかったので安心した。それよりも上向きや横向きに姿勢を変えてもらう時、前回よりよく動くようになっていた。これは体が楽になった分運動量が増えた結果ではないかと思われる。本人もだいぶ体がやわらかくなったと言っている。
 意識していない時には左手が自然に動いているが、今までのクセで意識的に動かそうとするので、その時は動きが悪い。
 仕事の時、特に字を書く時手がふるえて困るという。手のふるえは多分最後まで残るでしょう、手のふるえがなくなったときは私と縁が切れる時だと思う、と話した。
7月26日
 今回体力が1週間もたなかった、とのこと。
 施術後、髪の乱れを自分でブラシで整えられていたが、うしろ頭までブラシが届いているのを見て、「あらっ、よく手が動くようになったなぁ」と声をかけてはっと気が付くと、それが動かなかった左手だったのでびっくりした。
8月2日
 体幹部の筋肉、特にカチカチだった腹筋がやわらかくなってきたので、感覚として変化があったか尋ねると、しんどさが取れてきたとの事。 一生懸命おなかに力をいれないと何も出来なかったが力を入れなくても出来るようになった。
 物をつかむ力がついてきたが、離す力が弱いので、パソコンなどをする時、週の始めは自然とマウスを離すことが出来るが週末近くになって疲れてくるとマウスがくっついて手から離れてくれない。
8月9日
 先週は体調がとても悪く、前傾姿勢が出た。
8月16日
 以前から、手足の指先が時々ジンジンする、と言っていたので、「それは感覚が戻ってきている為ではないか。たぶん激しくなってくると思う。」と話していたが、最近たびたびジンジンするようになったと言っていた。
8月24日
 今までになく、大変体調が悪かった。「冷たい飲み物などをかなり摂ったのではないか」と尋ねると、「そこまで気をつけていなかった」とのこと。冷たいものをあまり摂らないよう気をつけて下さい、とお願いした。
8月31日
 先週悪かった体調が、以前の状態まで回復した。冷たいものを控えたのがよかったと思われる。
9月7日
 病院で先生に、「症状が少し変わりましたね」と言われた。「今年からパーキンソン症候群も特定疾患になるときいたのですが」と尋ねると、「あなたはヤール2だから、たぶん特定疾患には認定されないでしょう」と言われた。
 爪がよく伸びるようになった。
 高校の頃から汗があまり出なくなっていたのが、2週間ぐらい前から汗がよく出るようになった。
9月13日
 冷え性(自律神経の異常による血行不良)が改善されてきて、干からびた身体にまた水分が戻って来、潤いのある身体になってきた。具体的には、
 -指が太くなってきた(これは毛細血管の隅々まで血液が流れだしたことによる。)
 -手の静脈が浮き出してきた(これは血流量が増えたことによる。)
9月20日
 手が動くようになってくるに従い手の震えが激しくなってきて、何かする時、特に字を書く時など激しく震えるので困ると言う。
 これは、パーキンソン病が進んできた過程(最初手の震えから始まり、震えがだんだんひどくなっていった。そして、症状が進み、手が動かなくなるにしたがって震えがなくなってきた。)を逆戻りしているため、一度は通り抜けなければいけない道。
 現在震えは初期の頃と同じ位だそうなので、これから震えもだんだんおさまって来ると思う。
9月27日
 一人で通い始めた頃は階段を降りる時など転倒しそうで怖かったが、足が非常に軽くなって、今日来る時など階段を一つ飛ばしに上がって来た。降りる時も不安がなくなったと言っていた。椅子から立ち上がる時、また後ろを振り向く時などにすくみがおきることがまだ有るとのこと。
10月4日
 腹筋が固かったので、しんどかったのですかと尋ねると、仕事が忙しくてキツかった、何一つするにも体中の筋肉に力を入れていないと出来ないですから、と言っていた。
10月18日
 前からあった手の震えをここ最近特に感じる、とのこと。他の所が楽になってきたせいではないかと思われる。
11月8日
 突進現象が起こらなくなって足の動きがよくなってきたので、小走りができるようになってきた。
11月15日
 以前より体がよく動く様になっているのに、仕事がしんどくて一週間もたない。横着ぐせがついたのか、と気にしていた。たぶん以前はしんどさも感じられなかったのではないか、今は体がしんどいのがわかる様になったのだと思う、と話した。
11月29日
 顔が以前とどこか変わっていると思っていたが、肌が変わっていることに気付いた。以前はカサカサした乾燥肌だったが、しっとりしたうるおいを持った肌に変わっている。
 P病の方の肌の変化は、皮膚節(しま状に区分される知覚神経の支配領域)に従って上から順に足の方に向かって改善されていきます。
今は顔だけだが、これから足のほうに向かってだんだんと、しっとりした肌に変わっていくと思う。
12月27日
 最近又、ひらめきがあって、今まで軽く流していた所を少し丁寧に施術するようにした。 これが効いているみたいで筋肉が急にほぐれだして行くみたいな感触がある。病院でも二ヶ月前より手足の動きが良くなっているといわれたそうです
2004年 
1月11日、今年から一週間おきの来院になるが、特に動きが悪くなった様子も無い。
1月24日、特に変わった様子なし。
3月13日、半年前の状態にもどったくらい動きが非常に悪い。
暖かくなって又冷え込んだのがこたえたみたい。
4月4日、 以前と同じような動きになってきた。 親指と小指が開かず、 グーチョキパーのパーが出来ないので大変困るという。
この後8月まで月2回の施術を続けたが、手指の開閉といった小さな動きがどうしても改善されない。そして事情により施術を終る。

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