脊髄小脳変性症の症例


脊髄小脳変性症の女性

 私は毎月1回大阪の気功教室に通っています。
 02年5月の気功教室に脊髄小脳変性症の女性が夫婦で見えました。
 その女性は、ご主人の支え無しでは歩く事も、一人で立っている事も出来ない状態でした。(上半身は正常)
 脊髄小脳変性症とはどのような体なのかを知る良い機会なので 、いろいろ話を聞かせてもらいました。
 氷のように冷たいという表現がぴったりの、非常に冷たい足をしていたのが印象的でした。
 いくらかでも効果があるようならちょっと面白い事になると思い、一通り施術させてもらいました。
 施術が終って「どうですか」と尋ねると、無意識に立って数歩歩いた後、、我に返って「私歩いている 、一人で立っている、こんなこと絶対出来なかったのに」と驚いていました。
 その後、何も無かったように教室を歩き回っていました。
 次の月、6月の教室に来た時も一人で歩いていました。
 6月の教室の時は、もう少し丁寧に施術しました。
 その後教室には来ていないので 、以後のことはどうなったかわかりません。
彼女の施術体験から、SCDは簡単に治りそうだとの印象を受けたが、その後、数人のSCDの方に出会って、彼女の場合は足がふらつき始めたというごく初期だったので劇的な好結果が得られたらしい事。またSCDでは施術後声が大きくなった、歩き方が少し良くなった等症状が改善されても、それを本人が実感できない事などがわかりました。 本人が症状改善効果を自覚できないのは、施術を続ける上で非常に厄介な問題。
05年12月9日来院、3年ぶりの再会。今年の夏ごろからまた症状が出始めたと言う。症状は以前より進んでいて、歩行は支えが無ければ無理、会話は聞き取りにくい、字も書きにくくなったという。1泊2日で3回施術。
家族暦・・・母親が脊髄小脳変性症
1回目、疲労感が消失しているため、体が楽になったとか気持ちよかったといった感覚が無く、「何をやっているのだろうか、こんなことで良くなるのだろうか」という感覚だった。(医学的にどういう言葉で表現しているのか知りませんが、SCDでは疲労の感覚が消失しています。)
2回目、消失していた疲労感が少し戻ってきたようで、「体が少し楽になったように思う」と話す。
3回目の施術後、「体が楽に動く 」と話す。
以上のような経過で言語障害、歩行障害ともにまだ残っているが、危なげなく自立歩行できるようになった。
「こんなに早く症状が回復するものなのですか。」 と家族の話。
06年1月8日2度目の来院。前回帰って、雪かきを手伝ったところ筋肉痛がおきたと話す。 1泊2日で3回施術。
1回目、前回まではただ痛いだけでまったく何も感じなかったが、今回は非常に気持ちが良い と話す。(消失していた疲労の感覚が戻ってくると、気持ちよさを感じるようになります)
2回目、体が動きすぎて変な感じがすると言う。(運動の感覚が回復してくる過程で、一時的に力加減がコントロールできず体が動きすぎる時期があります)
3回目、言語障害、歩行障害ともにほとんど目立たなくなり、原因不明の難病、不治の病という不安感はまったく無くなった、も少し通って今度は完全に治すと話す。
◆2月11日3度目の来院。 前回帰って、時々眼振が無くなるようになったと話す。1泊2日で3回施術。
1日目、2回目の施術後、両手を振って体を左右にブラブラねじる事が出来るようになる。以前だと、こんな事をすると目が回ってブッ倒れていたと話す。
2日目、朝起きると歩く感覚が戻っていて、「歩くとはこういう事なんだ、昔私はこうやって歩いていたんだ」と長い間忘れていた歩く感覚を思い出した。どうやって走っていたかはまだ思い出せないと話す。
 施術後、 言語障害、歩行障害ともにまだ少しあるが、会話、歩行ともに不自由は無くなる。本人の感想では「調子の良い時はひょっとして良くなるかもという期待が持てたが、体調が悪くなると、やはり治らないだろうどうやっても無理だと思ってしまい、通院をやめようと思ったこともあった」と話す。ここまで症状が回復しないと本人が回復効果を自覚できないというのが根本的な原因とは思うが、これほど順調に症状が回復しているにもかかわらず不安を抱いていたというのは予想外だった。症状が順調に回復しているにもかかわらず通院をやめる方がいる理由がよくわかった。
◆3月12日、4度目の来院。布団の上げ下ろしが出来るようになった等、日常生活でだいぶ動けるようになった。体の状態は、ふわふわした感じで、最初に体の異常に気付いた時と同じような感じだと話す。
◆4月10日、仕事の関係で転居することになり、その準備で疲れたと来院。
◆4月21日、転居で疲れたといって来院。
現在の状況として、多少の言語障害と歩行障害はまだ残っているが、日常生活にまったく支障はなく なっている。
◆5月13日、(15回目) 手がよく動くようになり細かい字が書ける等、手の障害は完全に回復した。言語障害と歩行障害はもう少し残っている。
◆5月28日、(17回目)  ホットケーキをひっくり返すのは出来るが、箸で豆をつかむのがやりにくいと話す。また、室内ペダルをこいでみたら最初はガクガクして滑らかに回らなかったが、やっているうちに回るようになったという。言語障害は余り目立たなくなっていた。
◆6月18日、(19回目) 言葉が話しやすくなったという。歩行はまだ幅広歩行。睡眠時無呼吸症候群があると話したので、睡眠時無呼吸改善の施術をする。施術後、のどの締め付け感がなくなったと話す。病院での検査結果が出て、SCA6と診断されたと話す。また、小脳に病変があるのに一人で歩いているのでお医者が驚いていたと話す。
◆7月1日、(21回目)  以前は疲労が激しく、昼頃までとか一日中起きれないといった寝込むことが多かったが、疲労感が取れて寝込むことが無くなり炊事、洗濯、掃除等家事は全てやっていると話す。まだ走ることはできない。
06年末現在、まだ軽い言語障害と歩行障害が残っているが、全く正常な日常生活を送っている。
07年
◆1月6日来院。 後少し残っている障害がなかなか消えない。

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